年の瀬の12月28日から年末年始の休暇に入ったという事で、2016年の走り納めに行ってきました。
この日のコースは、大野山とヤビツ峠、2つの山岳を制覇するコース。
新松田まで輪行してスタートし、大野山ヒルクライムを経て表ヤビツ峠へ。
その後、裏ヤビツから宮ヶ瀬湖を回ってオギノパンで締めるというルートの段取りでした。
日程が日程なので、年末休みに入っていない世の社畜お父さん方の通勤ラッシュを避けるべく、8:30に新松田駅に集合することに。
そう、ローディーの朝は早いのである。
秋葉原から新松田まで輪行
真っ暗な中、秋葉原駅へ。
遠くには、ほのかに上がり始めた朝日が見えます。
とりあえず寒いので、手早くパッキングし、早速輪行スタイルに。
秋葉原から新宿を経由して、小田急線で新松田駅を目指します。
壁にもたれてうとうとしていると、秦野近くまで来ていました。
電車の中から見える雪山に、否応なしにテンションが上ってしまいます。
新松田から大野山へ
新松田駅に到着し、輪行を早速解除。
まずは、大野山へ向かいます。
走りづらい246号を走り、大野山を目指します。
普段なら交通量も多く、非常に鬱陶しくてストレスが溜まる幹線道路も、富士山の前ではどうでも良くなります。
更にこの雲ひとつない天気。山の上からの展望を楽しみにせざるを得ないワクワク感に支配されるのも無理はありません。
少し走り、側道に入った後、トンネルを抜けると大野山の入り口に到着。
いや、出だしから結構キツそうなんですけど。
意を決して早速登り始めます。
登り始めたのはいいのですが、荒れている路面に悪戦苦闘です。
大野山の最大の敵は、斜度にあらず。このでこぼこ路面でした・・・。
少しずつ登り、林道が始まる箇所まで行くと、路面がウェット気味。
でこぼこに加え、落ち葉などにも気をつけないと後輪が持って行かれそうです。
少し日も陰っていて、気温が少しずつ下がるのを肌で感じながら登坂します。
Garminが記録していた温度は5度前後。
低めですが、ヒルクライムの時は冬でも汗をかくので逆に気持ち良いくらいでした。
途中に「延命水」という湧き水ポイントが。
コマネチ先輩がボトルに入れていたのですが、味はそんなに美味しくなかった様ですw
夏の時期は頭がぼーっとするので、この様な湧き水があると安心して登坂する事が出来ますね。
ガードレールも無くなり林道区間を楽しんでいると、「ここから林道」の看板が見えました。
いや、今までのところ林道でしたやん。
この看板を抜けると、集落に出ました。
辺りには茶畑などもあり、標高の高さも相まってとても良い景色が楽しめます。
途中の手打ちそばとお茶に惹かれますが、ここで休憩をしてしまうと登る気力が削がれてしまいそうなので登り続けます。
このあたりから、少しハゲている山の頂上が見え始めます。
「あともう少しだ!」という気持ちと共に「まだあそこまで登らなきゃなんだなぁ・・・」という気持ちが湧いてきますが、気付かないフリをしてそのまま登坂を続けます。
モチベーションの維持は大事ですからねw
集落のあたりまでの斜度は12、13%程度が少しあったものの、ゆるくなる区間もありキツすぎる感覚はありませんでした。
しかし、集落を抜けてまた林道区間に入った途端、また斜度がグンと伸び、巻き貝を見る機会が増えます。
巻き貝をクリアしていくと、木々の合間から下界の展望がちらちらと顔を見せ始めます。
こ、これは絶景の予感・・・!
その予感は見事的中!
相模湾と小田原周辺を一望!
このご褒美で、これまでの疲れが完全に吹っ飛びます。
しかし、山頂まではもう少しだけ登る必要があります。
最高の景色を見つつ、ニヤニヤしながら登坂を続けます。変態ですね。
大野山乳牛育成牧場(この県営牧場は現在閉鎖され、民間事業者に移譲されている様です)を抜けると、頂上までもう少しの気配。
ちなみに、牧場入口に自動販売機があったようなので、ボトルの水切れはここで補給出来そうでした。
頂上付近まで登ったあと、周囲を見渡すと雪化粧した山々が更に近くに見えます。
丹沢の方でしょうか?
大野山山頂のモニュメントに繋がる最後の坂。
ビンディングを外して押して登ると、お待ちかねの大ご褒美、富士山がお目見えです!!
登ってきて良かった!!! ロードバイク乗ってて良かった!!!!!
ローディー自撮りを楽しみつつ、富士山を堪能。
こんな絶景を見られるからこそ、山登りはやめられませんね!
西伊豆スカイラインも良いですが、近くから大きな富士山を見ることが出来たので、満足度がとにかく高め!
2017年の年賀状用富士山写真を撮影したり、下の方に見える丹沢湖を楽しんだ後は、鬼のダウンヒルです。
大野山からヤビツ峠へ
急坂の下り、かなりの寒さ(1度くらい)、悪い路面状態の三拍子のダウンヒル。
かなり気を使いながら、ゆっくり下りました。
コレさえなければ・・・最高なのに・・・!
ソレに比べれば、都民の森なんかは路面がとても綺麗だから凄いなぁと関心するばかり。
東京都って凄いですね。
下った後はセブンイレブンで少し休憩し、秦野のセブンイレブンを目指します。
この246号が少し登り基調になっているので、地味にキツいです。
走っていると、炉端に落ちていた大きな石に正面から激突し、ホイールの側面に傷が付き、ちょっと凹みました・・・。私も凹みました・・・・。
有名な秦野セブンに到着。この時期でも、6、7名くらいの人が休憩しています。
補給を済ませ、名古木交差点からヤビツ峠を目指し、登り始めます。
ヤビツ峠は蓑毛(みのげ)バス停までが長く、そこで体力を使いすぎてしまうと後がしんどいという事だったので、ゆるゆる登坂モードで登ります。
正直に言いますと、始まって5秒でインナーロー発動です。
激坂の象徴、真空舗装路が現れて警戒しましたが、全然斜度がキツくない・・・w
何のためにあるのか分からない問題2016の勃発です。
ゆるゆる登坂をしながら、まずは菜の花台を目指します。
林道区間はすれ違う人もまばらで、誰からもケツをつつかれず、ひたすらのんびり出来る気持ちいい時間でした。
とはいえ、坂がキツくない訳ではありません。
この様に、所々で心を折る様な坂が姿を見せますが、先をあまり見ないようにして登り続けます。
第一目標点である菜の花台で写真を撮影。
ここからの眺めも良かったのですが、大野山から見た富士山には遠く及びません。
気を取り直し、登坂を再開します。
ココまでくれば、大分頂上も近くなってきています。
おや・・・?路面の様子が・・・??
雪がチラホラ見えるようになってきました。
すれ違う方からは「上の方凍結してるから気を付けてください!」との声を何度かいただきました。
皆さん、その節は有難うございました(^^)
イケるところまで行ってみたのですが・・・
ワァオ、これは見事な凍結w
もはや、ロードバイクに跨っている事すらままならないレベルです。
路肩には、雪というより氷の塊が溜まっていました。
気を取り直して山登り開始です。
歩くたび、クリートにどんどん氷が詰まっていって、どんどん歩きづらくなっていくのが分かります。
少し登って、有名な看板の前に到着!
本当に凍結していたのは、手前の300mくらいまででした。
どうせだったら上まで登りきりたかったです。またリベンジですね。
ヤビツ峠は、もはや別世界。
完全な雪の国状態です。
今シーズン雪を間近で見る機会がなかったので、とても新鮮でしたw
裏ヤビツは表ヤビツよりも凍結が激しい様で、今回はオギノパンを諦める事にしました。
無理して落車してもしょうがないですからね。趣味では安全第一です。
ヤビツ峠から秦野駅へ
マイナス2度くらいからのダウンヒルを開始したものの、クリートに氷が詰まっているのでビンディングにハマりません。
脚がプラプラ状態で菜の花台までダウンヒルしましたが、脚が固定されていないってこんなに怖かったんですね。。
もう、フラットペダルには戻れませんねw
ダウンヒル途中にすれ違った人に、上は路面凍結している旨を伝えながらダウンヒルしていきました。
親切にしていただいた事は親切で返したいものです。
というより、そのあたりはすれ違う際の挨拶と同じ感覚なんですけどねw
下山した後、秦野駅に向かいます。
秦野のセブンイレブンから、秦野駅までは直ぐに到着しました。
ドトールで少し休憩し、新宿を目指します。
東京に戻った時には真っ暗。
最後はマーさんが昭和通りまで連れて行ってくれたので、問題なく帰宅することが出来ました!
新宿から秋葉原のあたりって、結構走っても近いんですね。びっくりしました。
さいごに
今回のルート、2016年の走り納めとしては、とてもちょうど良い登り具合でした!
更に、富士山も見れたことで、2016年のライドの中でも満足度が非常に高いライドでした!
夏にまた来てもいいなぁとは思いますが、富士山はガスってて見えないかもしれないので、この時期がベストな気がしています。
新松田駅まで輪行する事で、大野山までアクセスしやすいという事もありますしね。
ただ、今回裏ヤビツからの宮ヶ瀬湖、オギノパンに行けなかった事が残念でなりません。。
揚げパン食べたかったなぁ。。
融雪を待って、春にまたリベンジしたいと思います!
■今回のライドメモ
走行距離:64.8km + 8.6km = 73.4km
獲得標高:1,535m + 10m = 1,545m
■予定ルート
■実走ルート
■ウェア
アイウェア:Oakley M2Frame XL
ドライレイヤ:finetrack パワーメッシュTシャツ
ベースレイヤ:Rapha Winter Base Layer(メリノウール)
ジャージ:Rapha Brevet Long Sleeve Jersey
ジレ:Rapha Brevet Gilet
ウィンドブレーカー:mont-bell ウインドバイカー
グローブ:Pearl Izumi ウィンドブレーク ウィンター グローブ
ビブショーツ:Rapha Classic Thermal Bib Shorts
レッグウォーマ:Pearl Izumi アームウォーマ
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