先日、これまでスポーツ自転車に乗ったことがなかった同僚にロードバイクを売却しました。
そのときに「最初はコレ買ってね!!あ、あとアレとアレも。コレもあったほうがいいかな〜」なんて言っているうちに、何を買ってもらったほうがいいのか、私も混乱してきましたw
自分が最初にロードバイクに乗り始めたとき、どういったものを買ったかなあと思い出していたのですが、不要なものを買って失敗したこともありました。
今回は振り返りも兼ねつつ、ロードバイク1年生が揃えたほうがよいものを、
- これがないと乗れない
- あったほうが快適
- ゆくゆくは揃えたほうがよい
という、3つに分類して整理してみます!
絶対買うもの!走るために必要なもの
ロードバイクは、少し頑張ると簡単に30km/hくらいの速度が出る乗り物です。
その割に身体はむき出しというリスクの高い乗り物でもあることを再認識いただきたいです。
まず必要なものは身の安全を守るもの。そして、道交法を守るためのものです。
ヘルメット
これまでママチャリくらいにしか乗っていないと「ヘルメットはダサい」って思う方もいらっしゃると思いますが、絶対に付けて欲しいです。
むしろロードバイクにおいては、体感9割以上がヘルメット着用されているので、逆につけてないことのほうが悪目立ちします。
リンクを貼ったOGK KABUTOは国産のメーカーで、いろいろなラインナップを出していますが、レースにも出られる仕様のヘルメットです。
Xを見ていても、何年も乗っている熟練者でさえ「落車してしまった」、「交通事故に遭ってしまった」というようなポストが散見されます。
その際に「ヘルメットがバキバキに割れてた」「気付いたら病院だった」などの投稿も見かける通り、事故の衝撃は計り知れません。
転倒した際に頭が守られていることで死亡率を下げ、後遺症が出る可能性も下げることができるので、絶対にヘルメットはするべきです。
まじで・・!お願いします・・・!!!
ライトとベル
日本の道交法では、ライト(前照灯)とテールライト(尾灯)又は反射板、そしてベル(警音器)が必須となっています。
ついていない状態で走っていると、整備不良として取締対象になってしまうこともありますので、最初に購入しましょう!
ライト類のオススメはCATEYE。私も長年お世話になりました!
空気入れ(フロアポンプ)
ロードバイクは空気が抜けやすいので、空気入れがないと始まらない。
空気圧が低くなりすぎると、段差で「リム打ち」というパンクが発生しやすくなります。
自転車用品は「困ったらPanaracer買っておけ」という持論がありますので、フロアポンプもPanaracerをチョイス。
私が使っているフロアポンプは当時適当に買ってしまった別のメーカーですが、今買い替えるならこういったPanaracerのものを買いますねw
快適に走るために早めに買うべきもの
ボトルケージ
自転車用のボトルや、物によってはペットボトルを置くことができるボトルケージ。
最初はリュックを背負ってサイドポケットにお茶を入れてたりするのですが、自転車にしっかり乗れば乗るほど、だんだんと荷物を持たないようにしたくなるものです。
そんなときにボトルケージがあると飲み物をさっと取り出しておけるので、水分補給がしやすくなるメリットがあります。
サイクル用のボトル
ケージとセットで揃えてほしいのが、サイクル用のボトル。
正直メーカーはどこでも良いと思ってますが、リンクは有名なELITEのボトルです。
私が最初にやった失敗はCAMELBAKの「保冷ボトル」と呼ばれているボトルを買ったことでしたw
と意気んで購入したのですが、結果は惨敗。
数時間も持たずにしっかりと温水になってしまったという悲しい出来事がありました。。
CAMELBAK自体の製品はいいものですが、保冷・保温系は注意が必要ですね。(ほかメーカーでも同じだと思いますが)
もし夏に冷たいままドリンクを携行したければ、こういったちゃんとしたステンレスタイプのボトルを選ぶべきですね。
今年は導入しようかな〜
サイクルジャージ
速乾性や密着性はもちろんのこと、なにより背中に3つのポケットがついているのがとにかく便利!
財布・鍵・おやつなど小さなものであれば全部入る、魔法のポケットです。
ロードバイクは背中を折りたたむような前傾姿勢で走ることになるので、後ろ側を長くして背中が露出しないような構造になってます。
今のお気に入りメーカーはRaphaですが、私が最初に買ったのはパールイズミでした。
ジャージではないですが、山に登るようになったら折り畳めるウィンドブレーカーがあると安心です!(夏でも、汗をかいた状態で下るときに寒い)
ちなみに、高級なウェアは値段なりの快適さはもちろんあるのですが、値段や機能よりも好きなウェアを選ぶとモチベーションアップに繋がるのではないでしょうか!
暑さ・寒さは登山と同じく、レイヤリングを意識すれば大丈夫です。
レーパン
お尻の痛み対策に「サドルにつけるタイプのジェルパッド」もいいのですが、しっかり走るならいずれはレーパンデビューすることになります。
ジェルパッドはいずれ使わなくなりますが、レーパンは走る限りいつでも使えるというメリットも。
最初のうちはノーパンでピチピチなものを履くことに抵抗感はあるかもしれませんww
それも慣れです。気づけばコンビニも余裕で入れるようになりますw
手袋
冬は防寒的な観点から手袋が必要です。
ただ、夏は夏で自転車用のグローブには衝撃吸収性能がありますので、長時間走っていても手が痛くなりづらい効果を求めて装着していることが多いです。
私も夏は指ぬきグローブを使用することが多いです(なお、手袋型に焼ける)
アイウェア
真面目に必要なアイウェア。サングラスのことですね。
これ、イキってるわけではなく割と重要なアイテムになります。
まずは日焼け対策。身体とおなじで目も日焼けしますので、晴天を走るうえで対策をしたほうが良いものだったりするんですよね。
次に視界対策。晴れてる日って反射が眩しくて路面が見づらかったりするので、視界確保の意味でもとても有用です。
そして物理的な保護です。
高速で走ることのできるロードバイクで車道を走っていると、どうしても車が巻き上げた砂埃が目に入ってしまうことがあります。
高速で走っているときに両目が急に使えなくなったら・・・もはやパニック😢
こうやって見ると、いかにアイウェアが重要かわかりますよね。。
ちなみに有名どころでいうとOAKLEYなどですが、とにかく高い。。
最近はコスパ最強なのに作りがしっかりしているALTALISTが良さげな感じです。私も次はALTALISTかな!
鍵
盗難対策に必要な鍵。
リンク先のCROPSはコイルタイプの鍵で、ある程度の伸縮性がありロックしやすいです。
ちなみに、だいたいの鍵は工具を使って一瞬でバチンと切られる可能性もあります。
かといって数kgもある巨大な鍵を持ち運ぶことは現実的ではありません。
盗まれないためには目を離さないということが一番大事ですが、ご飯を食べるときやコンビニでトイレに行くときなど、目を離さざるを得ないこともあります。
鍵無しで運用するのは危険ですが、鍵を付けたからといって過信しすぎないようにすることも、盗難を防ぐうえでは大切です!
六角レンチセット
自転車で一番使う工具はアーレンキー(6角レンチ)といっても過言では有りません。
整備ができなくてもネジが緩むことはありますので、何かあったときのためにセットを一つ持っておくと安心ですね!
私はこのあと紹介する携帯工具のレンチセットを持っているので、そちらを流用しています。
あまりにも緩いところが無いかくらいは、定期的にチェックするのが良いと思います。
そして気になるところがあったら、すぐに専門店へ!
距離を走ったり遠くに行くなら買ったほうが良いもの
それなりに距離を走るようになったり、電車で輪行するようになったら揃えたほうが良いものを纏めました。
快適に長距離を走れるようにするものと、長距離ゆえのリスク対策(主にパンク関連)がメインです。
ビンディングペダル・シューズ
足をペダルに固定するビンディングシューズとビンディングペダル。
最初は固定されていることに危険を感じるかもしれませんが、足首を捻ることで簡単に外すことが出来ますし、そのうちビンディングじゃない方が怖くなります。
足が固定されていることを忘れてしまうと転倒に繋がりますので、私も最初のころは早めの行動を取るように意識していました。
たとえば、信号が変わりそうなとき(歩行者信号が点滅して間に合わないことが予見される等)は早めに固定を外したり、前のタクシーが止まるかもしれないからペダルをすぐ外せるように心構えして減速しておくなどですね。
ちなみに、ビンディングはいろいろなメーカーからでていますが、個人的に最初の一つとしてはSHIMANOのSPD-SLがオススメ。
一般的で、使ってる人も多く、クリート(固定具)や情報が手に入りやすいというメリットがあります。
ちなみに、同じSHIMANOでも「SPD」というマウンテンバイクなどにも使われるタイプもあります。
クリートがむき出しになっていない分、歩きやすいメリットはありますが、そのうちSPD-SLに変えることになる(実体験)ので、最初からSPD−SLにしておくことをおすすめしますww
携帯工具
出先で突然発生するネジの緩みなどに対応するための携帯工具。持っていると安心です。
各メーカー様々なものを出していますが、個人的なヒットはこれ。SWISS TOOLSのPB470です。自宅整備用、兼 外出時の携帯工具として利用しています。
もともとPB470の外装自体がタイヤレバーになっているのですが、私はタイヤレバーを別で持っているので不要。
少しでも軽くするために、ゆるふわーくすさんのPBビットアダプター用ホルダーを利用して、必要なビットのみ持ち歩いています。
実際につかうときは、こんな感じでアダプタを使いビットをくっつけられるようになっています。
このビット自体もチタンカラーでカッコいいので気に入ってます!
タイヤレバー
パンク修理の際にタイヤを外したりハメたりするのに必要なタイヤレバー。安定のPanaracerです。
一般的なアルミホイールなどでは使いやすいタイヤレバーですが、私は自転車を乗り換えてホイールがカーボンになってしまったので、これを機にタイヤグライダーなるものを検討しています。
予備のチューブ
こちらもパンクした際に利用するための予備チューブです。
最近はこのブチルタイプのチューブではなく、より軽いTPUチューブが流行ってたりしますね!
(私もPanaracerのTPUチューブをパンク修理用に持ち歩いています!)
なお、リンクは23−26c用ですので、お使いのタイヤが27c以上の場合は径が合わない可能性があります。ご注意ください!
携帯空気入れ
同じくパンクした際に必要なものですね。
携帯空気入れには種類がいくつかあります。代表的なものは
- 電動ポンプ
- CO2インフレーター
- 手動ポンプ
電動ポンプは2024年くらいから流行り始めたガジェットです。音はうるさいですが、指定空気圧まで自動で入れてくれるというところが嬉しいところ!
私は使ったことがありませんが、2−3回くらいは必要な空気圧を入れられるのではないでしょうか。
デメリットは高いことと、充電がなくなるとどうしようもなくなってしまうことですね。
CO2インフレータは、ガス缶に圧縮空気が入れられている状態で持ち運ぶことができるアイテムです。
私もこのCO2インフレータをパンク修理用に持ち運びしています。
デメリットは一気に高圧を吐き出すので接続をミスしていると軽率に無駄になってしまうこと。
あとは、シーラントによっては使えないものがあるようです。
古代黒魔術の手動ポンプ。仕組みはいたってシンプル。とにかくシュコシュコするだけ。
電池も不要で、接続がうまくいっていなくてもつなぎ直せば何度でも空気を入れることが出来る。
いわば永久機関ですね!!!
デメリットは、ただただ時間がかかることです。。
ロードバイクは高圧の空気をタイヤに込めますので、その高圧に至るまでの空気を入れ続ける必要があり、相当大変という大きすぎるデメリットがありますw
ツールボトル
携帯工具や換えチューブなど、非常用のものを手軽に持ち運ぶことが出来るものです。
私もR250のこのタイプをずっと使ってます。
私も鍵やディレイラーハンガー、携帯工具とCO2インフレーターなどなど、いろいろと入れて持ち運んでいます。
ただ、2個しかない貴重なボトルケージのうち、1つを工具で占有してしまいます。夏なんかはドリンク不足が課題になりやすいのが玉に瑕です。
(飲水量の下がる冬は特に気になりません!)
場合によっては、この様なサドルバッグをつけることも検討するのが良いかと思います。
輪行キット
遠方に行くなら、自転車を電車に乗せることも必要になります。
その際に鉄道会社の規定に沿った手荷物とするために必要なのが「輪行キット」です。
両輪を外し、フレームとホイールを袋にすっぽりと収めた状態にすることで、電車に持ち込みが可能となります。
なお、ディスクブレーキ用やリムブレーキ用など、いくつか種類があるので注意が必要。
個人的にはPEKOさんが定期的に頒布されている「軽量輪行袋」がオススメです!
サイクルコンピュータ
しっかり乗り込むつもりであれば、最初から心拍数などを表示できるGARMINのような上位モデルを購入するのもありです。
とりあえず簡易なもののみでOKというレベルであれば、速度と距離が分かるCATEYEのサイコンをつければ良いと思います。
現在の走った距離が分かるとその時の限界を測りやすいですし、走っている速度もモチベーションの一つになりますからね。
洗浄道具
最近は自転車を洗ってくれるサービスもいろいろあるので必須ではないですが、自分の自転車をきれいに保ちたい!という方も多いのではないでしょうか。
そういった諸兄方には、ぜひとも洗浄道具を揃えていただきたいところですね!
以前の記事で、水を使わない洗車方法を纏めていますので、参考にしてください!

さいごに
長くなってしまいましたが、初心者の方に揃えて欲しいものを思いつく限りで整理してみました。
他にも「コレは合ったほうが良いだろ!」というものがあれば、ぜひコメントで教えてください:)
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全部一気に集めなくても、徐々に買っていくということで良いと思います〜!
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