「東京のマチュピチュ」、「東京のラスボス」、「きのこ仕入れルート(?)」といった比喩でお馴染みの風張林道。
激坂過ぎて、皆さんが行きたがったり、行きたがらなかったりする「あの」風張林道です。
瞬間最大斜度が20%程度と、子の権現よりは低いものの、約4kmのルートにして平均勾配は12%弱。
一気に500mを駆け上がるルートです。
「かざりん」という愛称で呼ぶには、あまりにも禍々しいルートですね。
今回はその風張林道を倒すべく、グループライドに行ってきました!
というか、私が美味しそうなキノコにホイホイ釣られて、参加者を募ったらグループライドになっていたという感じですw
事前調査はしっかりと!
行った事のないルートを走りに行く時、あなたは事前に調査をするタイプですか?
私はしっかりと調査するタイプです。
特に、今回の風張林道はただの山では有りません。
様々なブログで「最恐」とか「人の走る道じゃない」とか、散々な事が書かれている林道。
そして、きのこセンター付近は、特にエグい斜度の坂だという事が事前情報で分かっています。
これは事前に準備しておかなければ、非常にマズい事態になる・・・!
そう、確信した私は、更にじっくりと調べる事にしました。マイタケとアワビダケの調理方法について。
どちらもバターソテーにしたら、とても美味しそうだという事が分かりました(^^)!!
美味しさはモチベーションに繋がるので、私にとっては大真面目な事前調査です。
買ったキノコはサコッシュに詰めて上がれば良い・・・ということで、この日のために、新兵器を投入!
折りたたみできるタイプで、開くとサコッシュになります。
ヘルメットくらいであれば、すっぽり入ります。
輪行の際や、使い終わった後は、サコッシュ内部の袋部分にグイグイ突っ込んでいくだけで、なんと手のひらサイズに早変わり。
普通、きれいに畳まないとしまえませんが、これは本当にグイグイ押し込むだけ。非常に便利です。
これさえあればキノコも抱える事が出来て、もう完璧ですね!
え?コースプロファイルの事前調査?そんなもん知りませんw
武蔵五日市から出発
まずは武蔵五日市まで輪行。
休日なので、新宿から「ホリデー快速」で武蔵五日市駅まで一直線でいけちゃいます。
注意が必要なのが、後ろ寄りの車両は拝島で切り離されてしまうという事。
武蔵五日市まで行く場合には、前よりの車両に乗っておく必要があります。
到着して輪行解除し、近くのセブンイレブンで皆さんと合流しました。
ここで、サコッシュを忘れたことに気付きます。今日の目標オワタ。
軽いブリーフィングを済ませ、適当に分割してスタートしていきます。
この後の林道の事を考え、一切無理な踏み込みをせず、ゆるゆると登っていきます。
「ここで頑張っても良いこと無いよ」と自分に言い聞かせ、のんびりペースで役場へ。
あっという間に、いつもの檜原村役場に到着。
前走者の方も、皆さん左折して行きました。都民の森などへ向かうのでしょう。
しかし、今日は風張林道へ向かうため、右折します。
豆乳ソフトや豆腐ドーナツで有名な「ちとせ屋」さんも、今日はそのまま通過。
ここもローディー御用達だと思いますが、せっかくなのでソフトクリームだけではなく、ざる豆腐も持って帰りたいと思います。
右折後は、ひたすら道なりにのんびり進んで行くだけ。
わかりづらい分岐などが無いのも、檜原街道の良いところかもしれません。
道は緩やかなアップダウンが続く様なイメージ。息が上がる事もなく、まったり進むことが出来ます。
特筆すべきところは、車・バイクの少なさ。
都民の森方面の道では、ラインのキワキワを攻めてくるバイクや、アクセル全開で追い抜いていく車など、様々です。
しかし、今回の役場右折ルートでは、そもそも車道を走っている量が少なく、とても快適でした。
都民の森や奥多摩湖などへのアクセスルートではなく、生活がメインとなっているルートだからこそなのでしょう。
途中、木々の間を抜けていくと、法面工事された後に草木が生い茂っている箇所が。
うまい表現が見当たらず「壁に森が生えてる」などと、意味不明な発言で周りを困惑させながら通過していきます。
改めて字面を読み返しても、全く意味が分かりませんwww
少し走ると、色々な方のブログで見たことのある、藤倉の交差点に到着しました。
有名な藤倉交差点の分岐
この時点では全然疲れておらず、全員まだまだ余裕の様子です。
この橋、「除毛橋」という名前らしいです。毛の無い方々にクリーンヒットしそうな名前ですね。
手書きの藤倉マップ。ちょっとかわいいですね。
右下のあたりが現在地になっています。
この後のルートは、そのまま左の方へ進み、黒の線で「ハイキングコース」と書いてある、倉掛方面へ抜けていくルート。
そのまま上がっていくと「マイタケ」と書かれたきのこセンターに到着します。
少し休憩を取ったので、再度走り出します。
ちなみに、この道はまっすぐが正解ですが、右折するとトイレがあるのだそうです。
よく他の方のブログでも出ていますが、藤倉の交差点から少し進むとこんなスイッチバックが出現します。
しかし、これはフェイクですので、登らないようにご注意くださいw
本物の風張林道は真空舗装路ではありません。
ちなみに私達のうち数名は、偽物と知っていて登りました
フェイク坂(勝手に命名)を下り、風張林道に向かってどんどん登っていきます。
このあたりからは本格的な林道になっていて、風張林道入口の手前あたりになると、10%の斜度を超える所もちらほら。
ちょっとキツくなってきたな・・・と思っていると・・・。
風張林道の入口が出現しました。
藤倉の交差点からおよそ10分ほどで、風張林道入口に到着です。
見たら分かるwwwwヤバいやつやwwwww
と、冗談で言ったら降りてきてくださいました。この人が神か。
その後、早い方たちは先にお見送り。
後発組も意を決し、皆で円陣を作り鬨(とき)の声をあげます。
風張林道 登坂開始
冗談はさておき、みなさんを見送った後、のんびり登坂を開始。
見た目的には金属バットで頭をかち割るくらいの威力がありそうな坂も、登り始めてしまえばこっちのもの。
キツくはありますが、「もう無理ぽよ」というほどの斜度ではありません。
そう思ったのも束の間、開けてくる視界とは裏腹に、どんどんキツくなっていく斜度。
しかし、GARMIN EDGE520Jが指し示す斜度は「0%」
公式でも出ていましたが、Edge520J、820Jの勾配値に誤値が有る様で、現在もバグフィックス待ちの状態となっています。
「写真撮影」という体のいい理由を良い事に、脚をついて休みます。
これが実際に登ってきた所を、逆に見下ろしたもの。
こうやって見ると、結構な坂ですね。。
この絶景区間を過ぎると、すぐにきのこセンター前の激坂区間が待ち受けていました。
気付けば、休憩写真撮影で貯金を作ったはずの脚もまたもや売り切れ状態。
悔しいですが、こうなっては蛇行せざるを得ません。
必死に頭の中で「アワビダケのバターソテー!!舞茸の天ぷら!!」と呪文の如く繰り返し、止まっているかの様な速度で登っていくと、見えてきました。
そう、きのこセンターです!!
■住所
東京都西多摩郡檜原村倉掛5169
■電話番号
042-598-1001
■営業時間
不明
■定休日
不明
※念のため、事前に電話確認しておいた方が良さそう
次回、キノコを爆買いする事は出来るのか!?
後編はこちらから(^^)
—
きのこセンター前は撮影とか言ってられない状態でした(ノД`)
↓日々楽しく乗っています。クリックして応援お願いします!↓
にほんブログ村