普段は通勤のためにほぼ毎日ロードバイクに乗っていても、東京駅付近の主要道路しか通りません。
会社のお昼休みに皇居1周など(プチ昼クライムw)などは走りますが、ヒルクライムと呼べる場所が無いのです。
そこで、今回は都民の森でちゃんとしたヒルクライムに挑戦しようと思ったわけです。
例えば、関東ローディの中で有名なヒルクライムといえば「ヤビツ峠」や「スバルライン」などが有名ですよね。
ただ、この二つは東京からは少し距離があるんですよねぇ。
ここで新たな選択肢の一つとなるのが「都民の森」です。
名前の通り、なんと東京都内にあるお手軽ヒルクライムスポット!
そして、都民の森までの獲得標高もちょうど1000mくらい。
「○○でn分」、「ここ登れたし」という指標を持ちたいと思っていた私にまさしくピッタリのスポットです。
今回はそんな都民の森に登り、有名なカレーパンを食べる事を目標にしたいと思います!
目次
会社の昼休みを使ってルートを引く
試しに自宅から自走ルートを確認してみると、90㎞ちょっと。
ここで、「まぁ、行きはほぼ平坦だしウォームアップのつもりで走るか~」という愚行を犯していると判明するのはまた後のお話。
これまで、ストリートビューも確認せずにルートを引いてしまい、結果意味の分からない農道や意味の分からない激坂に連れて行かれるなど、既に体験をしてしまっています。
その経験を踏まえて、今回はルートラボのルートをGarminに転送してアレンジする事にしました。
え?ストリートビュー確認してない?ほら、今回は多摩サイとか通るしね?w
サイクリングロードってストリートビュー対応してないところが多くて、分からないじゃないですか?w
他力本願? いいえ、先人の知恵を借りているだけですw
6時頃に東京を出発し、まずは多摩サイへ
いざ!都民の森へ!
東京出発〜!— とっくん・∀・@ロードバイク (@sstkn) June 17, 2016
嫁が仕事に行く時間に合わせて、一緒に出る事にしました。
天気は上々。晴れていてかなり気持ちいいです!
まずは1号線を抜けて、麻布十番を経由し、恵比寿方面へと向かいます。
しばらくすると二子玉大橋に到着し、渡ってすぐの場所から多摩サイへと入ります。
多摩サイ突入!段差に苦戦しながら進む
噂には聞いていましたが、かなり狭いw
自転車がすれ違うときには、少しだけ気を使うレベル。
荒川に走り慣れているとびっくりするかもしれませんね。
しばらく道なりに進んだところにあるこの段差。
いわゆるスピードを出し過ぎないための段差です。
ただ、荒川河川敷にある、踏んだらエンジンが冷えてスピードが上がる板みたいな形のヤツと違って、結構もっこりしてるんです、コレ。
つまり、「ガンガンガンガン!」とかなりの振動が来るわけです。
スピード出していたら、パンクが怖いレベルの振動でした。
更に、気づきベルを付けている身としてはめちゃくちゃうるさくなりますww
流石にこの上を通行する時は、ベルを手で握って消音しながら通過しましたけどね。
その先の自販機でドリンクを補給。
見事にサイクリスト御用達になりそうなラインナップですw
この時間になると、日陰サイコーモードになってました。
暑い日は積極的に日陰を使うに限ります。
日焼けも防げますし、結果的に体力の温存にも繋がりますからね。
実は、日焼けって結構疲れるんです。
たまにある水道で、アームカバーやレッグカバー、ヘルメット内に掛けるための水を補充しながら走ります。
前日に買って用意していた、ちびポカリのペットボトルが役に立ちます。
多摩サイを抜けきったあたりからは、秋川渓谷周辺に突入です!
秋川渓谷周辺を抜け、計測開始地点へ
武蔵五日市駅を左折して少し走ると、秋川渓谷へ到着します。
仲の良いダイニングバーの常連メンツで、数十人くらいでBBQを毎年やっていたのがこの周辺。
なんとなくですが、道は判ります。
少しずつ坂が出現し始めますが、まだ平坦に毛の生えた様な道なので順調に進んでいきます。
橋の下には、とても涼しそうな川の水が見えるんですが、暑いので飛び込みたい気分にさせてくれます。
秋川渓谷の水は綺麗なので、遊ぶにもいいんですよね〜
ちなみに、BBQしながら川に入って涼を取ったり、泳いだり出来るので、この時期のBBQにも秋川渓谷はとてもおすすめです。
役場を超えて計測スタート
分岐を左に曲がり、計測スタートです!
本来であれば、この手前のセブンで少し休んでから登り始める予定だったのに、ミスで直前のセブンをやり過ごしてしまいました。。
しかし、ここまで来てしまったからにはもうしょうがない(?)ということで、そのまま登り始めます。
この辺りもそこまで斜度はきつくなく、順調に登っていく事ができます。
しかし、ほどなくして斜度がきつくなり始め、8%あたりが続くようになります。
時間帯的にも日光が強くなってきて、ドリンクがみるみる内に減る事態に。
ただでさえ、ボトルケージの1つをツールケース(R250)で潰しているので、完全に飲み物不足の状態になってしまいます。
ここまでほぼ休憩無しで自走してきているという事も、大いに影響していますね。。
信号に引っかかり、止まって一息つくはずが、目の前に見える坂に絶望させられるとは思いませんでしたw
結局、この先を登っている途中でドリンクが底を尽き、都民の森まで残り10kmくらいの所にある井上食品さんの自販機で休憩しました。
この時点で既に、熱中症予備軍ですorz
スポーツドリンクを1本すぐに飲み干し、更に冷水を頭から掛けて、首に濡れタオルを巻いて冷やします。
一息ついて登りを再開
スポーツドリンクも補給し、登りを再開。
殺意の湧く斜度を表す看板が、ヒルクライマーを歓迎します。
しかし、少し上がったところで左ふくらはぎが攣る事案発生・・・!
初めての体験に、思わず笑いが出てしまいましたw
治まったところで頑張って進むと、その先に旧料金所が見えてきました。
旧料金所に到着!あともう少し!
見て下さい、この山の上にコンクリートの壁みたいなのが見えますよね?
これを今から登るんですよwwもうアホかとww
とはいえ、旧料金所まで来てしまえば、あとはここを踏ん張るだけで都民の森に到着します。
「ここを踏ん張るだけ」と軽く言いましたが、鬼の所業とも取れる九十九折の2回折り返しです。
あ、わかりやすく矢印を入れると、こんな感じですw
頭おかしい? そうじゃろうそうじゃろう(^^)
もはや諦めて気を引き締め、登り始めます。
確かに斜度はキツいものの距離は短い感じがしました。
ただ無我夢中だったのかもしれませんが、思ったよりは早く九十九折はクリアすることが出来ました。
あぁ、さっき登ってきた道がもうあんな所に・・・。
九十九折の2段目を見ても、1段あたりの高さが伺えると思います。
もう後は、ひたすら無心で踏むだけです。
私もここまで来たら、後に引けません。
後続から上がってくるローディーには脇目もふらず、鬼の速さで脚を着きます。
ちゃうねん。またドリンク切れてん。
ここから下りる訳にもいかず、息も絶え絶え、都民の森前の九十九折をなんとか折り返し、なんとか到着しましたw
都民の森到着!
ヤッターーー!!ゴールしたぞー!!!
駐車場整理のおっちゃんが「お疲れ様〜」と声をかけてくれました。
この山を登ってきたのかと思うと、なかなか感慨深いですね!
よく見るゆりーと君も居ました。
とりあえず自転車をサイクルラックに置き、水分補給します。
そして、朝から軽い補給食以外は食べていなかったので、お餅や冷やしきゅうり、そして有名なカレーパンを食べることに。
しかし、完全に頭が回っておらず、まさかのお餅と冷やしきゅうりの写真を撮り忘れました。。w
カレーパンはこの通り。
非常にサックサクにあがっています。
噛むとサクッとしていて、中のカレーにすぐ到達。
中身のカレーは少しピリッとしていて、空腹で止まっていた胃を奮い立たせてくれます。
あっという間に食べきりました。予想通り、とてもウマい!
嫁に電話したりしながら休憩した後は、ダウンヒルのお時間です。
下山して武蔵五日市駅へ
名残惜しいですが、とりあえずカレーパンを食らうという目標も達成したので、下山を開始します。
さらば、都民の森。
バイクたちと共に、どんどん下っていきます。
当たり前ですが急勾配は下るときにものすごいスピードになります。
ちゃんと下ハンを持ってしっかりと制動を掛けられる様にし、無理のない範囲でダウンヒルしましょうね!
登ってきた道も、下りに入ればすぐ終わり。
気づけば1〜2時間かけて登った山道も、50分くらいで下りきります。
そしてあっという間に武蔵五日市駅に到着!早かった〜。
サクッと輪行状態にして、嫁に連絡。
その後、無事乗り過ごすこともなく、電車を使って無事に帰宅しました!w
さいごに
今回のライドで様々な反省点が浮き彫りになりました。
夏のライドはボトル2本ないと速攻で尽きる事とか、ペース配分を間違えて途中で死にかけるとか。
あと、変な踏み方で踏み込むと足が攣るという事も判明しました。
そして、上りの耐性不足が激しかったですw
次は、自分の体力を鑑みて、行きを輪行で帰りを自走にしたいと思います。
あんなにキツかったのに、気付けばまた乗りたくなっているという不思議なヒルクライム。
もう少し涼しくなったら、都民の森も再挑戦してみたいと思います!
皆さんも、ドリンク切れにはご用心を!
—-
固定ローラーを買ったので、脚力強化に努めたいと思います!
↓登坂力を付けるため、クリックして応援お願いします!↓
にほんブログ村
今回のライドメモ
走行距離:124.1km
ウェア(上):半袖ジャージ+指ぬきグローブ+アームカバー
ウェア(下):レーパン+レッグカバー